31歳巨デブ、ロリィタ始めました

31歳95kgがロリィタになる為の記し

ロリィタに足を踏み入れるまで〜其の参〜

このブログは31歳95kgの巨デブが究極のKawaiiロリィタになるための記しである

 

https://ichigomilklove.hatenablog.com/entry/2023/02/24/152215

※尚、こちらの記事は上記の続きからなので是非こちらの記事も見ていただけたら幸いです※

 

さて、前回は私の青春の終わりまで書かせてもらったわけだが、青春が終わったら書くこと無いように思う

しかし私は今、可愛いフリルにパニエ、ヘッドドレスに身を包んでいる。

そう――第二次青春大戦が始まったのだ。

 

この記事ではどうして大阪に遠征ライブもアメリカ村に買い物も行かなくなった私が青春を取り戻したのか、記して行こうと思う。

 

23歳位の頃だった。もうSEXPOTの服たちもガタがきて、服の調達は専らしまむらやAvailなどだった。

その頃はブラック企業仕事の影響で心を壊してしまい拒食症になっていた。栄養失調で毎日点滴を打ちに病院通い。

そんな私は身なりに気を使うことが出来ず髪はボサボサ、服はヨレヨレ、化粧もしない人間だった。

そんな状況で仕事など続く訳もなく、退職をした。

……まあ、始発に乗って出勤し終電で帰れたらラッキー、帰れない場合は嫌いな社長宅で寝る生活をおくっていたら身体も心も壊すのは当たり前のような気もする。

 

そんな無職の収入源は高校時代にしていたハンドメイドだった。つけ爪や当時流行っていたスイーツデコなどkawaiiを作ってはイベントで売っていた。

当時、まだメルカリがリリースしたてで、なんと販売手数料が無料だったのだ!

送料も考えながら販売したり、フリマのようなリアルイベントに参加しているうちに私のメンタルは回復しつつあり、後日談だが母いわくその頃から高校時代のように目に光があった、らしい……

自覚は無い。

 

物が売れるようになり、私は無名のハンドメイド作家になった。

しかしハンドメイド作家になると壁が立ちはだかる。

 

売れない物、売れない時がくる

 

つまりはスランプが必ずと言って良いほどに来るのだ。

その時に思った事は

売れる物を作らねば、売上を増やさなきゃ

……焦っていた。

その結果、私は個性を失った。

流行りを取り入れたり試行錯誤をするが裏目裏目に突き進みスランプは約7年くらい続くのだった。

今思えば当たり前だ。流行りの物を作るということはアクセサリーショップに沢山並んでいるものを作るという事。

わざわざイベントで買う必要もあるまい。

 

そんな私は運命の出会いを果たす。大阪でロリータファッション向けのハンドメイドイベントがある事を知るのだ。

そのイベントの名はロマンチック(ティック?)・アラモード、通称ロマアラだ。

http://romantic-a-la-mode.com/

このイベントに出店者として参加した。

今思えば初参加が出店者かよ

私のハンドメイドの原点、kawaiiハンドメイドアクセサリーを沢山作った。

売れなくていい、私の作品を見て。覚えなくて良い、私を知って。

結果、すごい勢いで可愛い可愛いお姫様のようなロリィタさん達がわたしの作品を見てくれた。持って行った9割がお嫁に行った。

暇だろうと思い持って行ったビーズを会場で作って並べた。それが売れた。見て貰えたのだ。

 

それから私は無個性を捨てた。

売れる物より私が欲しいもの、私がkawaiiと思ったもの、かっこいいと思ったものを作った。

地元じゃ奇抜に分類される私の売上は少なかった。けど無個性には戻らなかった。戻りたくなかったのだ。

 

そしてハンドメイド作家を続けて幾年。コロナ禍で中止が相次ぐ中、別のイベントが開催する事を知った。

その名はARTiSM MARKET。

http://www.artism.jp/

どうやら東京、大阪でやっているようだ。

大阪に出店しよう

迷わず決めた。ブース数は迷った

 

その頃あるYouTuberに出会った

Wonder  tea  partyというロリィタ集団だ 

https://youtube.com/@WonderTeaParty

この方々を見て思った……

私、ロリィタでイベントに出たい、こんな服で外に出たい!

それが31歳にして2回目の青春が始まった瞬間だった。

 

身長150cm体重95kg。有名ブランドはサイズがない。

Amazonで5Lの服をポチッた。

……入った。着れたのだ!

そして何よりkawaiiぞ!!

 

そんなこんなで私はやっとロリィタのスタートラインに着けた。

これからはダイエットしつつkawaiiを極めて行こうと思う。

kawaiiそしてPUNK、ROCK系のかっこいい、私のしたいままに物を作りながらkawaii私になって街を歩けるようにする。それがイバラの道でも未来が楽しみだ。

 

それでは長きに渡り私がロリィタに足を踏み入れる様を記した駄文にお付き合い頂き感謝する。

 

また他の記事で会える日を楽しみにしています

have a nice Lolita